「IZNIK トルコ鍋島」とは
16世紀のオスマントルコ時代に、無名の陶工の苦役によって生まれた
イズニク陶器は、日用品として扱われたために伝承品は希少で、
近年になってやっと生産地が特定できたほどです。
私は、同時代に中国陶磁への憧れから生まれた肥前色鍋島に
勝るとも劣らないその装飾美に魅せられ「トルコ鍋島手」
として色絵磁器での復元を試みて参りましたが、
この度、有田と波佐見の優秀な窯元の皆様のご協力により
夢をかなえる事が出来ました。
シルクロードの出発の地で生まれたイズニク陶器を
シルクロードの終着の地でトルコ鍋島として育てていきます。
東西文化のエポックメーキングによる「イズニク鍋島」は、時代を超えて
皆様に私の夢を語りかけてくれると思います。
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朝のコーヒーは、束の間の郷愁を誘いあなたに届けられたそれは
見知らぬ地オスマントルコイズニクへの憧れを誘う。
イズニクを水先案内人としてアームチェアートラベルに出た。
シルクロードアジアの終着駅でありヨーロッパへの始発駅でもある。
イズニク、それは遠い昔オスマントルコへの旅である。